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AFC CHAMPIONS LEAGUE ELITE 2026/27 大会レギュレーションを読んでみた

soccer

ACL ELITE出場が決まりました。8年ぶりとなるアジアの舞台。チームはちょっとそれどころじゃない状況ではありますが、テンションが上がります。加えてこの8年の間にACLもACL ELITE、ACL TWOと大幅な変貌を遂げています。

4月末には急に出場枠が拡大などもあって「さすがAFC」感を早くも感じます。という訳で、ACL ELITEの大会規程をAIを活用して翻訳して読んでみました。全文紹介すると、著作権法第27条の翻訳権の侵害になるそうなので、引用しながらTOPICSを紹介していくことにします。興味がある方は読んでみてください。

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AFC CHAMPIONS LEAGUE ELITE 2026/27 COMPETITION REGULATIONS

・原本はこちらです。
・URLで4月28日版となっているものが最新だと思われます。AFCサイトは古いファイルをそのままにする傾向があるので、2026/27の規定でも Feb12upd版 が別のURLで上がってます。ファイルURLの末尾に書いてあるのでご注意ください。

AFCのレギュレーションの関係

はじめに、このルールは何ぞやの定義です。AFCのルールですが、似たような名称の(英語だからね)複数のルールが存在しています。イメージとしては、役割の異なる独立したルールがそれぞれを補完しつつ記述されている感じですかね。やまほどあるのですが主だった3つを取り上げます。

おもなルールブックの構造

  • ACL ELITE大会規定(Competition Regulations)

    • ACL ELITEについての規定です。誰が、いつ、どこで戦い、勝敗をどう決めるか、選手の登録期間はいつかなどを定めたものです。「賞金」「交代枠」「選手登録ルール」なども含まれています。

    • 一方で、この規定内に「スタジアムはAFCスタジアム規定を読め」みたいな丸投げ(参照)指示が含まれています。

  • AFC スタジアム規定 EDITION 2026(Stadium Regulations)

    • 試合を行うウワモノの基準ですね。ピッチや観客席以外にも駐車場やドーピングルーム、駐車場、グッズ売り場まで事細かに定義されています。

    • AFCが主催する大会によってカテゴリー分けがなされており、そのカテゴリーによって必要になる施設基準が変わるとあります。

    • ただし、スタジアム規定自体には「どの大会がカテゴリAなのか」は書かれていません。 あくまで「CAT Aに必要な設備はこれだ」と書かれています(なんだそれ)。

  • AFC 大会運営マニュアル EDITION 2026(Competition Operations Manual)

    • 現場での具体的な動き方について記載されたものがマニュアルです。メディカル、ドーピングチェックの振る舞いや、広告物の設置方法、メディア対応などなど山盛り記載されています。3点セットの中では一番ボリュームが多い資料です。

    • 例えば、大会規定に「試合を安全に行うこと」とありますが、具体的にどう警備するか、そのタイムラインはどうなっているかは、このマニュアルに従うことになります。試合当日の推奨タイムテーブルもぎっちり書かれています。他にもボールパーソンの配置や表彰式の段取りまで網羅されてます。

    • 大会ごとの「適用カテゴリー(CAT Aが必要かどうかなど)」の指定は、このマニュアルにも書かれていません。ではどこに書かれているのかは不明ですが、このルール以外に通達があるようなのでそちらなのかもしれません。誰か教えて。

ACL ELITE大会規定(Competition Regulations)のポイント

これらAFCのルールは英語で書かれている(一部アラビア語のものもある)のでなかなかとっつきにくいです。全部日本語にして翻訳したものをBLOGなどで発信すると、著作権法第27条の翻訳権の侵害になるので、だいたいこんなこと書かれてたよってレベルで掴んでもらえればよろしいかと。「どうしても全文日本語で読みたいんじゃ」って奇特な方は連絡くださいw

各セクションの番号は日本の法律とか契約で言うところの1条みたいな感じですね。1条1項1号くらいまでは細分化されていました。
この号知りたいって方はセクション番号と条項番号を英語版の原点で当たれば分かりやすいかと。

DEFINITIONS(定義)

最初に言葉の定義です。この規定に書かれている言葉が定義されています。例えば、East Region (東地区)という言葉は、『AFC規約第7条で特定されている、ASEAN地理的ゾーンおよび東地理的ゾーンの加盟協会および参加クラブで構成される地域』と定義されています。全部で26の用語が定義されていました。

SECTION 1: GENERAL PROVISIONS(一般規定)

  • 1.AFC Champions League Elite 2026/27(AFCチャンピオンズリーグエリート 2026/27) 
  • 2.The Asian Football Confederation(アジアサッカー連盟) 
  • 3.Participating Clubs and Member Associations(参加クラブおよび加盟協会) 
  • 4.Entry(エントリー) 
  • 5.Withdrawal from the Competition(大会への出場辞退)

大会の法的根拠や参加資格、出場辞退時の厳しいペナルティについてなどACL ELITEの「参加の重み」が定義されています。ACLに出ると費用が掛かってしかたないといわれますが、選手や機材の保険のみならず、試合運営の対人やら対物やらリスクに関する保険についても、「AFCを被保険者(保険金を受け取れる人)として明記しなさい」と指示されています。加えて、ビザ代、関税、機材の輸送費まで1円単位で「クラブの自己責任(自腹)」であることが強調されています。

また、ドタキャンについても定義されており、開幕直前(30日以内)の辞退:約300万円〜(20,000 USD)、リーグステージ開始後の辞退:約750万円〜(50,000 USD)、ノックアウトステージでの辞退:約1,500万円〜(100,000 USD)が最低金額として記されています。加えて、「将来1シーズン以上の出場停止」の可能性があると明文化されています。

SECTION 2: COMPETITION SYSTEM AND MATCH SCHEDULE(大会方式と試合日程)

  • 6.Competition System(大会方式)
  • 7.Preliminary Stage(予選ステージ)
  • 8.League Stage(リーグステージ)
  • 9.Knockout Stage(ノックアウトステージ)
  • 10.Extra Time and Penalties(延長戦およびペナルティキック)
  • 11.Match Schedule(試合日程)
  • 12.Cancellation of Matches(試合の中止)
  • 13.Abandonment of Matches(試合の中断・打ち切り)

本戦だけでなく予選(Preliminary Stage)から決勝までの全プロセスを規定しています。リーグステージの仕組み、延長・PKの適用条件、試合が中止・中断した際の再開ルールなどが定義されています。

リーグステージは全8試合で行われますが、順位決定方法は、総勝ち点>総得失点差>総得点>勝利数>(2つの参加クラブが同順位で、かつ両者がリーグ戦の最終戦で直接対決した場合に限り)ペナルティキック戦>フェアプレーポイント>抽選の順となっています。

また、いつぞやの中超チームの辞退を踏まえて、試合数が揃わなかった場合は、「平均勝ち点」や「平均得点」で計算されると明記されていますし、その計算は「小数点第4位を四捨五入して第3位まで出す」とやたら細かく決まっていました。

SECTION 3: STADIUMS AND OFFICIAL TRAINING SITES(スタジアムおよび公式トレーニングサイト)

  • 14.Stadiums(スタジアム) 
  • 15.Field of Play(フィールド・オブ・プレー / ピッチ)
  • 16.Official Training Sites(公式トレーニングサイト / 練習場) 

開催地が満たすべきインフラとしてのスタジアムや練習場について記載されています。ピッチ寸法や芝の質、公式練習場の確保義務などが書いてありますが、詳細は「スタジアム規定」を遵守するように丸投げされているので両方目を通さないと分かりません。

ACL ELITEで使うスタジアムは、AFCスタジアム規定で定義された要件を満たす必要があると書かれています。加えて指名されるスタジアムは、当該参加クラブが所属する国内リーグの試合で使用している通常のホームスタジアムでなければならない。」とも記されています。だからと言ってすべてのスタジアムが使える訳ではなく、スタジアム基準に満たない場合は中立地を決めろとなっています。しなみに中立地を決めるのはホスト側のチームです。そんなことあり得るのか分からんのですが、規則上は、別の加盟協会のスタジアムを中立地としても良いとあります。

同様に、練習場についても定義があります。「AFCによって別途承認されない限り、アウェイクラブの宿泊施設から車で30分以内、または30キロメートル以内に位置していなければならない。」とされています。柏の場合、アウェイチームはどこで練習してましたっけ?柏の葉?

SECTION 4: TECHNICAL REGULATIONS(技術規定)

  • 17.Laws of the Game(サッカー競技規則) 
  • 18.Refereeing(審判) 
  • 19.Team Bench and Technical Area(チームベンチおよびテクニカルエリア) 
  • 20.Footballs(試合球)
  • 21.Equipment(エキップメント / 用具) 

交代枠の定義(3回5人までや延長特例、脳震盪特例)がされているほか、ベンチ入りできるスタッフの人数(最大12名の参加選手および最大11名の参加役員がチームベンチに座ることが許可される)や試合球の供給ルールなど、具体的な運用ルールが書かれているのがこのセクションになります。

ちなみにボールだと、リーグステージに出場する各参加クラブは、リーグステージ前の練習用に25球のボールを受け取る。参加クラブは、ホーム試合およびアウェイ試合の両方において、練習およびウォーミングアップのためにAFCから提供された25球の練習用ボールのみを使用しなければならない。とされており、各加盟協会or参加クラブが、ボールの配送代金や、アウェイ遠征時に携行するボールの税金を支払うとなっています。

SECTION 5: OFFICIAL TEAM DELEGATION(公式チーム選手団)

  • 22.Official Team Delegation(公式チーム選手団の構成) 
  • 23.Registration of Players(選手の登録) 
  • 24.Registration Windows(登録ウィンドウ / 登録期間) 
  • 25.Eligibility of Players(選手の出場資格) 
  • 26.Documents for Registration of Players(選手登録のための書類) 
  • 27.Player Status(選手のステータス) 
  • 28.Player Selection List(選手選択リスト) 
  • 29.Registration of Officials(役員の登録) 
  • 30.Documents for Registration of Officials(役員登録のための書類) 

クラブの編成に直結する重要なセクションです。このセクションはファンサポーターに重要な2つのことが書かれています。1つ目は、登録できる選手について。2つ目は登録期間についてです。

①選手リストの構成:
選手登録は「リストA」と「リストB」の2本立てで、合計35名まで登録可能です。

【リストA】いわゆる主力メンバー(最大25名)の枠。ホームグロウン(HG)義務が課されており、25名のうち、最低6名をHG選手とし、そのうち最低3名は自クラブ育成選手(Club-Trained Player)でなければなりません。

ここでいうHGは選手の国籍ではなく、一定の年齢期間にどの協会・クラブで育成されたかによって決まります。同じ言葉ですがJリーグの定義と異なるので注意したいです。Club-Trained Playerは規定された年齢期間に一定期間以上そのクラブで育成された選手、Association-Trained Playerは同じ協会に所属するクラブで規定の期間以上育成された選手を指します。

柏であれば、レイソルアカデミーで育成された選手はClub-Trained、他のJリーグクラブなどJFAに所属するクラブで育成された選手はAssociation-TrainedとしてHGにカウントされます。つまり、HG6名すべてが自クラブ育成である必要はありませんが、少なくとも3名は自クラブ育成である必要があります。

なお、HG選手が6名に満たない場合は、リストAの最大登録人数(25名)がその不足人数分だけ削られていきます。また、リストAには最低2名のゴールキーパーを含める必要があります。

【リストB】若手メンバー(最大10名)の枠で、2026-27大会では、2005年1月1日以降に生まれた選手が対象です。

②選手登録期間:
3つの登録ウィンドウが設定されている他、「+α」の例外登録期間が用意されています。

第1登録期間:予選〜プレーオフ初戦の15日前
第2登録期間:リーグステージ(第1〜6節)地区(東/西)初戦の30日前
第3登録期間:リーグステージ(第7節〜)第7節初戦の15日前

となっています。

ただし、「入れ替え・追加」ルールが例外規定として設定されています。

最大5名の追加・入替枠:各登録期間の締め切り後でも、各ステージの初戦5日前までであれば、理由を問わず最大5名まで入れ替え・追加が可能です。
最大3名の追加枠:上記の「5日前」を過ぎてから新しくチームに加入した選手に限り、所定の期日まで最大3名まで追加が可能です。
GKの緊急入れ替え枠:登録されているGKのうち2名以上が30日以上の長期離脱(怪我・病気)となった場合、大会期間中にGKの入れ替えが認められます(申請が必要です)。

SECTION 6: MEDIA(メディア)

  • 31.Media Access(メディアアクセス) 
  • 32.Team Dressing Room Filming(チーム更衣室の撮影) 
  • 33.Press Conferences(記者会見) 
  • 34.Interviews(インタビュー) 
  • 35.Flash Interviews(フラッシュインタビュー) 
  • 36.Mixed Zone(ミックスゾーン) 
  • 37.Access to Match Footage(試合映像へのアクセス) 

会見、ミックスゾーン、更衣室撮影などメディア周りの義務について書かれているセクションです。

ファンに熱狂を届けるための「メディア・アクセス」がルール化されています。違反すると、監督や選手個人に最低10,000米ドル(約150万円以上)もの高額な罰金が科されるという非常に厳しい運用となっています。

「舞台裏」の映像に使えるように、キックオフの150分前までにロッカールームを完璧にセットアップしておく必要があります。また、リポーターのレポートや選手が入ってくる瞬間の撮影を許可する義務が課せられています。一方で、戦術ボードなどの機密資料が映り込まないように管理するのは、あくまで「クラブの責任」となっています。設営が間に合わない場合は最低10,000ドルの罰金です。

監督と選手には、試合前後で分刻みのメディア対応が求められます。試合前日は、監督+主力選手1名の記者会見への出席(英語通訳はクラブ側の責任)が、試合当日(到着時)には主力選手への90秒インタビュー、アップ前には監督への90秒インタビュー、試合後には監督の記者会見や監督+最大5名の選手が取材に応じることが義務化されていますし、監督と全選手が必ずミックスゾーンを通過して帰らなければいけません。(取材を受ける受けないに関わらず、通過自体が義務)。

こうした対応を一つでも「拒否・欠席」した場合、個人だとしても、最低10,000ドルの罰金が設定されています。

SECTION 7: TICKETING(チケッティング)

  • 38.General Requirements(一般要件) 
  • 39.Terms and Conditions(利用規約) 
  • 40.Complimentary Tickets(招待券 / 無償チケット) 
  • 41.Purchasable Tickets(購入可能チケット) 

チケットについて書かれているセクションです。対戦相手への割り当て義務や割合、招待券についてもかなり細かに定義されています。

アウェイチームのサポーターのために、ホストクラブ(ホームチーム)は、販売可能座席数の最低5%を用意する必要があり、ホームファンと隔離された安全なエリアであることが義務付けられています。加えて、チケット価格もホームの同等席種の価格を超えてはならないとあります。これはJリーグより優しいかもしれませんw。また、このアウェイ座席はアウェイクラブが買い取る形になっているため、売れ残ったとしてもアウェイクラブがその代金を支払う義務があるそうです。

あとは、チケットのデザインにも細かい制約があります。AFCマーク、大会マーク、AFC公式スポンサーのロゴを入れることができるそうです。2018のチケットってそうでしたっけ?

5%をアウェイチームの割り当てにするとなると、日立台では(両ゴール裏が使えないので)10,000席くらいとして500席ですね。現在のビジター指定席を割り当てれば規則上はクリアできることになります。ちなみに、ファイナルズ(サウジ開催)では、この割合が8%に増えます。サウジのスタジアムが62,000人だそうなので、5,000人程度は割り当てられるようですね。

SECTION 8: COMMERCIAL(コマーシャル)

  • 42.Commercial Rights(商業権利) 
  • 43.Clean Site(クリーンサイト / 広告規制エリア) 
  • 44.Advertising and Branding(広告およびブランディング) 

スタジアムを完全に広告から解放する「クリーンスタジアム」などが定義されているセクションです。ここはファン、サポーターはあまり関係ないかもですが。
AFCの大会は、商業的権利(広告や放映権など)をAFCが所有しているため、ワールドカップ同様、試合時には「AFCのスポンサー以外の色」を一切排除する必要があります。スタジアム名もですね。三協フロンテア柏スタジアムとは呼べず、日立柏サッカー場となるはず。日立は良いのかって議論はありますがw

試合の2日前から、スタジアムや練習場にある「大会公式スポンサー以外の広告・看板」はすべて隠すか、撤去する必要がありますし、スタジアム内の常設看板はもちろん、飲料の自販機、売店のロゴ、さらには時計や備品に至るまで(時計はないけどw)、公式スポンサーと競合するものは一切露出が許されません。

SECTION 9: SAFETY AND SECURITY(セーフティおよびセキュリティ)

  • 45.General Principles(一般原則) 

「安全な試合開催」のための責任所在が書かれているセクションです。警備計画の策定や禁止物の持ち込み制限など、運営の安全性に関することが書かれています。

SECTION 10: MEDICAL AND ANTI-DOPING(医学およびアンチ・ドーピング)

  • 46.Pre-Competition Medical Assessment(大会前医学検査) 
  • 47.Facilities and Personnel(施設および人員) 
  • 48.Anti-Doping(アンチ・ドーピング) 

全選手への事前医学検査(PCMA)の義務化や、ドーピング検査の手順、スタジアム内の医務室設置基準や救急体制について書かれています。

選手の安全のため、具体的な施設・人員・検査基準が設けられています。例えば、「PCMA(大会前医学的評価)」が義務化されています。すべての登録選手は、初戦の30日前までに詳細な健康診断(PCMA)を受ける必要がありますし、選手と医師の両方が署名した宣言書を提出しないと、そもそも大会への登録資格が与えられません。

また、ホームクラブは、「医務室」と「ドーピングコントロールルーム」を用意する義務がありますが、医務室の備品不足は最低でも20,000ドル(約300万円)の罰金と他よりも高額の罰金となっています。(ちなみに、ドーピング室の不備では最低10,000ドルの罰金ですが、両方ダメだと最低40,000ドル(約600万円)に増えます。

SECTION 11: FINANCIAL PROVISIONS(財務規定)

  • 49.General Responsibilities(一般的責任) 
  • 50.Logistical Arrangements for Participating Clubs(参加クラブのロジスティクス手配) 
  • 51.Logistical Arrangements for AFC Delegation(AFC派遣団のロジスティクス手配) 
  • 52.Financial Contribution(財政的支援 / 分担金) 
  • 53.Prize Money(賞金) 
  • 54.Disciplinary Action(規律措置)

総額1,000万ドルを超える優勝賞金や、アウェー遠征の補助金、規律違反時の罰金徴収など、金銭に関するルールが書かれているセクションです。 

賞金以外にも、各クラブが負担すべき「経費」について非常に細かく記載されています。
・遠征・宿泊のルール(アウェイチームが敵地へ乗り込む際の費用分担)
⇒アウェイクラブ負担:国際・国内航空券、宿泊費、食費
⇒ホストクラブ負担:現地での移動手段(45名乗りバス・ミニバン・荷物トラックを各1台)と、案内係の配置。
※必要に応じて、空港からスタジアムへの移動で警察のエスコートを付けるのもホスト側の仕事となっています。日本だとないでしょうけど。
※また、両チームが同じホテルに泊まることは禁止されているようです。

⇒宿泊場所:「5つ星ホテル」(なければ4つ星)。
⇒食事・飲料:1日3食+軽食に加え、1人あたり1日6リットルの水を常備。
⇒洗濯サービスや、通信・車両: データ通信ができるSIMカードの提供、専用のセダン・ミニバンの手配などもホストクラブの義務となっています。大変だ。

・賞金と補助金
リーグステージに出場が決まるだけで、800,000ドル(約1億2千万円)貰えます。加えて、リーグステージでは1勝につき100,000ドル(約1,500万円)が貰え、ラウンド16進出で20万ドル、準々決勝で40万ドルのように積み上がっていきます。優勝賞金は10,000,000ドル(約15億円)、準優勝賞金は4,000,000ドル(約6億円)となっています。

SECTION 12: AWARDS(表彰)

  • 55.Trophy, Awards and Medals(トロフィー、アワード、メダル) 
  • 56.Award Ceremony(表彰式) 

優勝トロフィーの管理方法、メダル授与対象、表彰式でのプロトコルなどが書かれています。ちなみに、優勝メダルや準優勝メダルは選手以外のスタッフ含めて、65個用意されるようです。これでも足りない場合は実費を払えば追加メダルが用意されるそうですw

SECTION 13: DISCIPLINARY(規律)

  • 57.Disciplinary Measures(規律措置) 
  • 58.Good Conduct(善行 / 適切な行為)
  • 59.Administrative Procedure(行政手続き) 
  • 60.Cautions and Expulsions(警告および退場) 
  • 61.Protest(抗議) 
  • 62.Arbitration(仲裁)

累積警告・退場による出場停止ルールが記載されています。判定への異議申し立て(抗議)の手順や、最終的な仲裁機関(CAS)についても記載されています。

本大会では、「異なる3試合で各1枚ずつ」警告を受けると、次戦が出場停止になります。ただし、途中でカウントがリセットされるタイミングがあります。
①予選終了時: 予選で受けた警告(1〜2枚)は、リーグステージには持ち越されず、リセットされます。
②準々決勝の前: リーグステージ〜ラウンド16で受けた警告(1〜2枚)は、準々決勝(Quarter-finals)進出時にリセットされます。
※ただし、累積3枚目になった試合や、レッドカードによる停止処分はそのまま適用されます。

また、試合中の出来事に対して抗議をするには、試合終了後2時間以内に、マッチコミッショナーへ書面で提出する必要があり、「抗議料」として24時間以内に1,000米ドル(約15万円)の手数料をAFCに支払う必要があるそうですが、抗議の内容も審判の判断は絶対とされ、「審判の事実判定(ファウルかどうか、VARの運用など)」に対する抗議は一切認められません。あくまで「規定違反」などの事務的な不備に対するものになります。

SECTION 14: CLOSING PROVISIONS(終結規定)

  • 63.Finals(決勝 / 最終的な決定) 
  • 64.Special Instructions(特別指示) 
  • 65.Decisions(決定事項) 
  • 66.Amendments(改正) 
  • 67.Force Majeure(不可抗力) 
  • 68.Matters Not Provided For(規定なき事項) 
  • 69.Implementing Provisions(実施規定) 
  • 70Enforcement(施行)

不可抗力(Force Majeure)発生時の日程変更ルールや、規定にない事態が起きた際にどう対処するかを定めたセクションです。

大会のクライマックスであるファイナルズでは、クラブの裁量はほとんどなくなり、AFCがホスト協会(開催国)と協力してすべてをコントロールすると書かれています。チケット販売、試合運営、メディア対応、スポンサー活動のすべてがAFCの直接管理になるようです。

また、天災やパンデミックなど、どうしても試合が開催できないような「不可抗力」事態を宣言できるのは、AFC競技委員会のみと定められています。クラブや協会が勝手に判断することはできません。加えて、規定に書かれていない予想外のトラブルが発生した場合は、AFC競技委員会がその都度決定をするとされており、その決定は「最終的なもの」で後から文句(控訴)を言うことはできないと定められています。

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