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Jリーグ 全56クラブ ソーシャルメディアのフォロワー数をまとめてみた(2020年版)

jleague


毎年開幕前、ちょうどゼロックス杯のあたりで調べて更新しているJリーグ各クラブのソーシャルメディアのフォロワー数調査です。今年は開幕も早いので少し早めに調べました。気が付けば5年目です。

Jリーグ 全55クラブ ソーシャルメディアのフォロワー数をまとめてみた(2019年版)
J1 18クラブ ソーシャルメディアのフォロワー数をまとめてみた(2018年版)
J1 18クラブ ソーシャルメディアのフォロワー数をまとめてみた(2017年版)
J1 18クラブのソーシャルメディアのフォロワー数をまとめてみた(2016年版)

今年ですが、動画が大いに賑わっていますので、フォーマットを変えてyoutubeに対応しました。youtubeはチャンネル登録者と動画の総視聴回数が分かりますので、両方入れています。

2019年も調べたyoutubeを除く4SNS(twitter、Facebook、LINE、instgaram)はフォロワー数を合算して昨年との純増数を出してみました。私もそうですが、贔屓クラブのすべてのソーシャルメディアをフォローしてる人も多いと思いますので、フォロワー数を単純に足した数字にはあまり意味はないと思うのですけど。

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●全55クラブ ソーシャルメディアのフォロワー数

twitterに投稿したところいくつか指摘を受けたので、BLOG掲載用は修正したものを上げます。

J1 2020
J2 2020
J3 2020

twitterへの投稿では文字数的に書けなかった備考が少しあります。
・浦和さんのLINEは浦和レッズニュースという毎週金曜配信のニュースクリップのアカウントの方が、111,117アカウントのフォロワーがいて大きいです。
・磐田さんはクラブSHOPのLINEがあり、12,449フォロワーがいますが、カウント外としています。
・愛媛さんはインスタグラムは厳密に選手会のインスタですがカウント内としました。
・秋田さんのインスタグラムは現在運用停止中です。
・twitterアカウントは英語やマスコットなど複数運用しているクラブもあるため、公式マークがついているものを優先しています。柏はどちらも公式マークがついてませんのでフォロワーの多いレイくんの方をカウントしました。
・海外版の扱い。基本的に海外版は含んでいません。
・ただし、グローバル展開している海外版Facebookのフォロワー数については、多言語対応版Facebookを使っていれば、自動で合算されます。言語ごとにFacebookページを別で管理していると足しあげないといけません。例えば、川崎さんは多言語対応しているのでURLはどの言語でも同じになります。この場合はグローバルのフォロワー数になります。鹿島の場合は、英語版と日本語版でURLが別なので合算しないといけないです。Jリーグ公式も別々ですね。うーん。めんどくさいので誰かやってください。。。

●全55クラブ SNS別運用状況

SNS別の特徴をコメントしていきます。

Twitter
・2019年2月13日に仙台さんがtwitterのアカウントを開設しましたので、2020シーズンからJ3に昇格する今治さんを含めた全56クラブ(U-23は除く)、すべてのクラブがtwitterでの運用をしていることになります。

・最多フォロワー獲得クラブはマリノスさんで465,420。Jリーグ本体は560,932です。国内スポーツチームに範囲を広げると、阪神タイガースが1,404,150フォロワーを獲得しており、これが最多のはずです。タイガースと比べるとまだ伸びしろはあるのかもしれません。(巨人はネット/SNS戦略の出遅れがあって445,718とタイガースやソフトバンクホークスよりも少ないです。)

・リーグ毎の平均だと、J1クラブのtwitterフォロワー数は平均で20万弱、J2クラブだと平均5万弱、J3クラブだと平均2万弱となっており、認知効果が地域限定的な下部リーグになるにつれ少なくなっています。(4年前、2016年のJ1クラブ平均フォロワー数は約64,000でした。今年でいうと、J2クラブの真ん中くらいですので、お金があり体制が組める強豪チームがググんと伸ばしていますね)

・全56クラブで見ると、40万フォロワー越えのクラブは、マリノス、鹿島、名古屋、浦和の4クラブ。20万以上だと、川崎、FC東京、広島が加わり、10万以上だと、ガンバ、セレッソ、湘南、神戸、清水、磐田になっています。ここまでで13クラブです。観客動員が多いクラブが中心になっているといえます。

・伸びしろが大きそうなのはFC東京さんでしょうか。今年はACLにも出るのでどこまで増やせるか気になる所。・最後発となった仙台さんは1年で11,000ほどの増加にとどまっています。

Facebook
・Facebookアカウントは全56クラブが開設しています。

・Facebookでは、「いいね」と「フォロー」の2つがありますが、今年は「フォロー」をしたアカウントを数えています。

・毎年引用RTとかリプライで多いのが「セレッソなんでこんなに多いの?」って話です。これは、理由がありまして、2014年のフォルラン加入と同じタイミングで、親会社のヤンマーの強いエリアで多言語展開をしたからです。2014年に英語、タイ語、インドネシア語でFacebookアカウントを開設し、ベトナム語(2015年)、ミャンマー語(2016年)とアジア中心に言語を増やしまして、2016年の12月21日に100万フォロワーを超えました。その後、フォルランも退団(引退)し、運用コストがかかったからなのか、今では英語版の更新もなくなり、日本語だけの更新に戻っています。
じゃぁ、後続クラブはこれからグローバル展開すればいいの?セレッソに追いつけるの?となるかというと、なかなかそうはなりにくいような気もします。世界的にFacebookの利用者は減っているので。Facebookがユーザを増やしたタイミングとセレッソの多言語展開がちょうどはまったんじゃないかと思います。

・参考までに小池君が移籍したロケレンのFacebookフォロワー数は23,000ほど。伊東ちゃんが移籍していったゲンクは13万2千ほどで、Jリーグとあまり大差がありません。酒井くんがいるマルセイユになると540万人ほど。以前在籍してたハノーファー96で32万人ほどです。アジアだとブリーラムで172万、ジョホール・ダルル・タクジムで235万人と相当な数のフォロワーがいます。中国はFacebookがあまり使われていないので、広州恒大で3.6万人、上海上港で1.1万人と相当少なめです。

・上にも書きましたが、グローバル展開している海外版Facebookのフォロワー数についてです。

多言語対応版Facebookを使っていれば、自動で合算されます。言語ごとにFacebookページを別で管理していると足しあげないといけません。例えば、川崎さんやマリノスさんは多言語対応しているので、合算されたフォロワー数になります。鹿島やJリーグ公式の場合は、英語版と日本語版とでページが別のため合算しないといけないです。うーん。めんどくさいので誰かやってください。。。
・ここ数年は、グローバルから注目を集めてるのはイニエスタ効果の神戸さんだと思いますが、神戸さんは公式サイトは英語対応されていますが、Facebookでは英語、スペイン語は対応してないです。
・J2、J3に目を向けると相模原さんの85,000、藤枝さんの35,000という数字が目につきます。ちょっと怪しげな商材に手を出してなければ良いのですが・・・

LINE
・LINEです。56クラブ中40クラブでアカウントがあります。J1でアカウントがないのは、鹿島、マリノス、清水の3クラブです。J2では磐田、甲府、山口、愛媛、琉球で未開設です。J3では半数のクラブが未開設です。磐田さんは前述のとおり公式ショップのアカウントはありますが、発信内容がグッズ中心なのでカウントしてません。

・Jリーグ公式LINEは2017年7月13日にオープンしており、158万以上のフォロワーがいます。開設から半年経過の2018年2月には146.9万(2019年2月が153.9万)のフォローを獲得していましたので、そこからはあまり伸びていないことが分かります。

・LINEですが、他のソーシャルメディアと異なるのは配信がコストに直結することでしょうか。LINEforBusinessのページに料金シミュレーションがあったので試算してみます。例えばレイソルさんは45,000人のフォロワーがLINEにいます。月に2回配信をすると配信数が90,000件になります。これを料金テーブルに当てはめると、月額基本料金と合わせて月額15万円となります。※公益性の高いスポーツクラブなので通常の料金テーブルでない可能性もあると思いますが。いずれにしても規模の小さなクラブは運用が難しいと思われます。

・Jリーグ本体くらいお金持ちでないと100万人を集めて運用って所までは行かないと思われます。

instagram
・インスタグラムは、J3の藤枝さん、富山さんを除く54クラブで運用されています。※秋田さんはアカウントはありますが運用休止中です。

・twitter、Facebook、LINEと比べると一番フォロワー数が少ないメディアとなっています。

・Jリーグ本体が約30万フォロワー。クラブで最多は神戸さんの19.1万フォロワー、次いで鹿島が12.9万フォロワーで、この2クラブだけが10万超えです。

・神戸さんは2019年調査時点で11.7万人のフォロワーがいましたので、1年で7.4万人のインスタフォロワーを獲得しています。今年はACLがあるので国内外でもう少し伸ばしそう。

・日本のタレントさんだと渡辺直美さんが900万フォロワーを超え、スポーツ選手でも香川選手が160万フォロワーを超えていますが、企業団体で多くのユーザーを獲得しているのはファッション業界が中心のようです。オシャレに魅せることがフォロワー獲得の秘訣なのでしょう。

youtube
・今年からyoutubeも加えてみました。

・youtubeは、チャンネル登録者というフォロワーに近い存在と、総閲覧回数を調べています。なんとなく、チャンネル登録してなくてもよく見ているチャンネルはありそうだったので。

・調べてから気が付いたのですが、チャンネルごとに動画本数も分かるので、総視聴回数と動画本数を割ると、上手に告知できているクラブが伺えたかもしれないなと。

・各クラブで見ると、マリノス、神戸、ガンバ、鹿島あたりは上手に使えている印象です。マリノスさんは唯一Jリーグ本体よりもチャンネル登録数で上回っています。

・J3まで視野を広げると、今治さん、福島さんあたりはJ2並みの視聴数を稼いでいます。

・福島さんが多い訳ですが、2018年夏に福島ピーチカップという遠征試合をタイで行ってまして、その試合のティザー動画1本で130万回みられていました。タイの言葉で字幕もあったのでタイから見られたのでしょう。

伸ばしたクラブ
youtubeを除く4つのSNSで昨年度よりどのくらい数字を増やしたか、合計フォロワー数の昨年比を実数ベース、%ベースでみてみます。
実数ベースで大きくフォロワーを伸ばしたのは、神戸さんで12.2万の伸び。FC東京さん、川崎さんが5万を超える伸びを見せ、次いで札幌さん、マリノスさん、鹿島と続きます。J2クラブだと、ヴィヴィ君がいる長崎が3.3万の伸びで最多。次いでジェフが2.6万。J3は、昨年J2にいた鹿児島さん、岐阜さんが大きく、熊本さんが次ぐ感じ。
%ベースで昨年比の伸びを見ると、最多は大分さんで昨年比158.7%、次いで横浜FCさんの153.9%。徳島さん141.6%、長崎さん140.6%、神戸さん139.3%と伸びています。

・リーグで調子が良かった(話題になった)クラブ

・マスコットがかわいい(クラブがマスコットの扱い方を知っている)クラブ

・昇格、タイトル争いに加わったクラブ

あたりがいえるかもしれません。

○最後に
RTが300を超えると色んなリプや引用RTが来て面白かったです。自分はフォロワーが多くない方なので、こんなクソっぽいリプくるんだとか感じられました。

真面目な話をすると、この手のデータは定点で調べることに価値があるよなと思ったり。
(あと、SNSで有名なマーケッターを採用したクラブがあまり伸びてなくて、むしろエンブレムでちゃかした相手の方が伸びていてそこは気になりましたww)

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