スポンサーリンク

DAZNの契約者数について(もちろん調べてみた)

jleague

2023年01月25日追記:ワールドワイドの数字
2022年01月28日追記:ワールドワイドの数字
2020年08月27日追記:ワールドワイドの数字
2018年03月18日追記:DAZN for docomoで100万人を超えました。
2017年08月30日追記:DAZN100万人超えてました

そもそもは、2017年8月の某大御所サッカーライターさんの記事がきっかけで調べてみました。

このライターさんのDAZNに対する記事に、「もちろん調べたわけではないけれど、(加入者が)増えてはいないだろう。」という一文がありまして、「しょーもな」感が否めず、かつ、ちゃんと調べなよ…と思ったのが発端です。

ことDAZNに関してですが、サービスイン当初は、ドコモと提携していることもあって数字が結構拾えていました。(ドコモさんはNTTの血筋を引いているのでこの手のサービス契約者数とかはかなりマメに発表してくれる会社です)。

と言うわけで、DAZN for docomoの契約者数について時系列に追いかけます。なんだかんだ数字が追えたのでまとめています。これを「調べもせずに」と言い切ってしまうのはどうなんでしょうね。

スポンサーリンク

●DAZN for docomo契約者数

2017年2月08日 DAZN for docomo立ち上げのリリース
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2017/02/08_00.html
2017年2月15日 S-in
2017年3月17日 30万人
ジェームズ・ラシュトンDAZN最高経営責任者への電話インタビュー
http://jp.reuters.com/article/dazn-jp-idJPKBN16V0GV?sp=true
2017年3月31日 36万人
4月27日 NTTドコモ2016年度 決算説明会にてドコモ吉澤和弘社長
http://news.mynavi.jp/articles/2017/04/28/docomo/
http://magicalir.net/slideshow/9437/2017-04-27 (※動画)
2017年4月27日 45万人
4月27日 Jリーグ理事会後の記者会見での村井チェアマンの発言
タグマJウオッチャー
2017年6月30日 55万人
6月30日 JリーグとNTTドコモのトップパートナー契約会見にてドコモ吉澤和弘社長
タグマJウオッチャー
2018年3月18日 100万人
2018年3月19日 「DAZN for docomo」の会員数がサービス開始約1年で100万を突破
NTT ドコモ報道発表資料

●DAZN 契約者数 DAZN for docomo契約者数含む

2016年8月23日 日本でサービスイン
2017年8月29日 100万人
8月29日 ジェームズ・ラシュトンDAZN最高経営責任者が都内で開いた記者会見にて発言
日経新聞/
・広告キャンペーンなどに10億円超を投資
2017年8月29日のDAZN CEOのインタビューで、国内の加入者が100万人を超えていると発言がありました。細かい数字は非公表の方針だそうですが、7桁に届いたとのことです。
2021年10月 170万人
10月9日 日経の記事内に伝聞の形で記載あり

●DAZN ワールドワイド

2016年8月10日
・オーストリア、ドイツ、スイスでサービス開始
2016年8月23日
・日本でサービス開始
2017年
・カナダでサービス開始
2018年
・アメリカとイタリアでサービス開始。
2019年
・3月スペイン
・4月ブラジル でサービス開始
2019年11月25日 全世界で800万人に届く
11月25日 SportsPRO(UKのメディア)の記事より抜粋
・DAZNは、全世界で800万人の加入者数に迫っている
・19年初めにブラジルとスペインで事業を開始
・19年6月に全世界400万人の加入者を突破して以来、急速な成長を遂げている
・DAZNの米国事業は、全世界の加入者数の約10%を占めている
2020年
・5月以降 200以上の国に拡大予定
2022年 全世界で1,100万人の加入者
・1月12日 ロイターの記事
2023年 全世界(225の国と地域)で1,500万人の有料加入者
・1月13日 DAZN AnnualReview 2022

以下は、17年7月に更新した際の数字の予測です。

2017年3月末時点でのスマホの契約者数シェアは、MMD研究所の調査【メインで利用している携帯電話・スマートフォンの通信事業者】の設問によると、「docomo(32.8%)」「au(29.6%)」「SoftBank(23.3%)」「Y!mobile」が3.4%、「MVNO」が7.4%となっています。(※4万3千人を対象にしたアンケート調査です)

総務省のデータだとドコモのシェアは46%となっているのですが、あれだと会社で支給される業務端末とかも入ってるし、MVNOの数字が含まれていないのでMMD研究所のものを使います。

この数字を使うと、ドコモは32.8%のシェアで55万人獲得ですので、比率で計算するとau49.6万人、SB39万人、MVNO18万人となる計算ですがこれはちょっと乱暴ですね。

・DAZNはDAZN for docomoよりも割高(DAZN for docomoは980円、DAZNは1,750円)のため、ドコモ以外のキャリアでは獲得率が落ちると思われる。
・docomoはTV広告に加えて、店頭でも加入プロモーションを掛けている。いわゆる店獲をやっていると思われるので加入数が多い。

このあたりを考慮すると、非ドコモユーザー(67.2%)で、良くてドコモと同じくらいの人数じゃないでしょうか。ドコモの半分25万人くらい取れていれば御の字といったところが現実なのではないでしょうかね。

一方、スカパー時代のサッカーチャンネル契約者数はどのくらいだったのかと言うと、詳細は明らかにされていませんが、断片的に数字を追うことはできます。

・「スカパー!」契約者数は、2016年12月末時点で334万件。
日経新聞:2月1日記事
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ01HYZ_R00C17A2TI1000/
ちなみにスカパー全体では334万件の契約があるようです。2012年度の382万件をピークに緩やかに下がっています。(スカパー公式サイト http://www.sptvjsat.com/business/channel/channel01/

また、他媒体の記事では、

・スカパー、Jリーグ放送終了で加入減も「攻めの姿勢」。4月に4K/8K対応アンテナ発売(AV Watch2月2日)
▶有料多チャンネル事業の16年12月末の総加入者件数は334万8,000件。前年同期比6.1万件の減少で、4月-12月まででは約13.4万件の純減となった。さらに1月末には、Jリーグ系セットの自動解約を行なったことから、6万7,487件のマイナスの328万990件となり、16年度では約20万件のマイナスとなった。「Jリーグ商品の契約者の半分ぐらいが、(チャンネル契約だけでなく)プラットフォームごと解約した」(スカパーJSAT 高田真治社長)という。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1042256.html

・スポーツ映像配信、波乱の船出 DAZNに遠い採算ライン(ロイター3月24日)
▶Jリーグ中継から撤退したスカパーのJリーグ関連の加入者が「20万件程度だった」(関係者)ことを踏まえる
http://jp.mobile.reuters.com/article/jpMobile/idJPKBN16V0GV?il=0

と書かれていることから、スカパーのJリーグ関連契約者は20万~30万程度だったと思われます。
とするとですよ、DAZN for docomoの契約者だけで、スカパーのJリーグ関連契約者の倍近くいることになります。もちろんDAZN for docomoの契約者でもサッカーを見ずに他のスポーツを中心に見る方もいるでしょうから、正確なことは分かりませんが、調べもしないで増えてはいないだろうと言い切るのはどうなんだろう。しかも大御所に近いライターさんなのになぁと思ってしまいます。

タイトルとURLをコピーしました