2022明治安田生命J1リーグ 第7節
@ヨドコウ桜スタジアム 6,695人
セレッソ大阪 0-1 柏レイソル
------0前1------
------0後0------
C大阪
柏 25’ 細谷 真大
C大阪 □北野 颯太 □西尾 隆矢 □山中 亮輔
柏 □アンジェロッティ
○スタメンと試合前の話
・この試合だけ火曜日開催。純粋たる平日火曜日のJリーグ開催は珍しく、レイソルは過去
①2015年1st13節vsガンバ戦 ガンバがACLのため
②2018年32節vs鹿島戦 鹿島がACL決勝があるため
③2020年26節vs仙台戦 柏クラスター発生で代替日程
の3試合しか経験していません。今回火曜日開催だった理由はなんだったのだろう?
・中2日ですがスタメン含めベンチメンバーも変更なし。ドグさんと川口さんは引続き不在。
・前節川崎に大勝したC大阪もスタメンは変更なし。ベンチでブルーノ・メンデス→北野選手。
・セレッソさんも世代交代中で若い選手が多い印象。ユース組が多いと思いきやいろんなところから獲得しているのですね。
・古巣対決は山中選手。山下さんはベンチ外。
○試合で感じたこと
・柏はスタートは5-3-2。小屋松さんと細谷くんが並んでますが、小屋松さんが左に降りて5-4-1の形の時間の方が多い。自陣ビルドアップ時は中村慶太さんが上がり4バックになったり、3バックのままビルドアップしたり。押し込んでいる時間帯は3バックが高い位置を取るなどかなり臨機応変。
・去年ほぼできていなかったことがこれだけ改善できた理由が良く分からない…主力選手のコンディションが良いのか、気の利いたという意味での上手さを持った選手の獲得が大きいのか。何かスカウティング含めて準備を変えたのか。ベンチの指示なのか、選手自身の判断なのか。
・走行距離やスプリント回数などはほんの一旦の数字でしかないのだけれども、明らかにスプリント数は昨シーズンより良い数字になっている。なにより90分通して去年より走り闘っている感じを受ける。追いかける時は追いかけ、1人だけ走り闘うのではなくチームで共有できている。体力的に辛い時間でもそこへの意識の高さは昨シーズンとまるで違う。
・危ない場面での集中も違う。ボールウォッチャーになったり、相手選手1人に何人もが同時に突っ込んだりする場面はあまり見られない。もちろんスンギュさんはいつだって神スンギュなのだけど。
・いずれにせよ、ここ数試合で感じるのは「ものすごく自身に満ちている」なという点。どの選手も自身があるからミスも少ないしボールも奪えるし守れる。「これをやれば良い」というのを皆が掴んでいる印象を受ける。
・3バック。高さの高橋祐治さん、速さの大南拓磨くん、パス技術の古賀太陽くんとそれぞれの得意分野が上手く噛み合って固い守りに繋がっている。
・先制点はその守備から。ペナ内で乾さんとの1vs1を制しボールを奪った大南くんがドリブル開始。サヴィオさんに繋ぐと高速ドリブルでぶっちぎり最後は細谷くん。3人でカウンターを完結させてしまう。見事すぎる。
・それにしても試合前に水を撒いてるのか滑る選手が多い。
・先制してセレッソさんの反撃がありやや守勢になる時間が増える。
・カウンターだけじゃなく自分たちでボールを持っての攻撃が身を結びそうになったのが前半ATの攻撃。一度ボールを下げて再度攻撃を組み立て直してシュートまで運べてますからね。この一連の流れ、ボールに触ってないの戸嶋さんだけかと。組み立てに難ありだった昨シーズンから思うと隔世の感。
・後半。後半はセレッソの時間が増え耐える柏。51分。セレッソのロングボールからゴールを破られるもののオフサイド。しかし柏の最終ラインの高いこと高いこと。昔のお隣さん並みに高い。守ってる方は怖いと思うけど大南くんのカバー力もあってこの高さを維持できてるというのはありそう。彼が離脱したらと考えるとちょっと怖い。
・パトリッキ。馴染みのない登録名の選手ですが、ちょっとスピードのモノが違う。大南くんをぶっちぎる走力の持ち主。ただ最初の衝撃から徐々にトーンダウンしていた。慣れてきたらあのスピードは怖い。
・5人交代ルールをあまり活かさないネル氏。終盤相当お疲れに見えた選手も多かったですが変えません。結局、戸嶋さん、サヴィオさん、ドッジさんはフル出場。それでも戸嶋さんもサヴィオも最後までスプリントしていた。素晴らしい。ただ、夏場が怖い。連戦が怖い。怪我が怖い。
○次の試合に向けて
・ちょっと「強さ」すら感じる試合。1-0でしたが点が入りそうなシーンがなかった訳でなく、まだやれそうな部分さえある。
・次節は選手が抜けて苦しんでいるといえ、チャンピオンチームとの対戦。中3日でどこまで回復できるか。
・川崎さんとは公式戦7試合勝ちなしが続いてます。最後に勝ったのは2017年の天皇杯。J1リーグ戦に限るとさらに伸びて最後に勝ったのは2016年8月。
・とても、楽しみな試合。
コメント